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ジャーナリストが伝えること
 
 

 このコラムは、南 和晴さんが生前に書かれる予定だったコラムのベースとして書かれたものです。ですから、表現にキツイ箇所がいくつかありますが、言わんとしているテーマはメディアに対する普遍的なものです。補足しますと、南さんがリライトする予定だったコラムでは、この中で批判されているA氏のみを取り上げる書き方ではなく、業界全体について言及する内容となるはずでした。

内田 博丈 


 僕がジャーナリストを批判するのはそう珍しいことではない。でも、けちょんけちょんにバカにするのはかなりレアなこと。なぜここでこんなこと書く気になったかっていうと、今日のトーチュウね。

 ジャーナリストのA氏がバカだという証明、はからずもまたやってくれたから。観客との一体感がなかったって批判してます。さらには「誰にもサインをくれるという情報を真に受けて、パドックでドライバーを取り囲んではなさないファン」などと書いている。さらには「レースが成功するとかの心配は主催者がするもので…」。ま、転記しているわけじゃないんで正しく僕がいわんとしていること伝わるか心配だけれどね。

 一体感ふくめて、どうすれば楽しめるか、アメリカではどう楽しんでいるか知らせる立場なのに、十分できなかったからそうなったということを分かっていない。ジャーナリストとしての立場、伝える努力を放棄して批判に走るとは何ごと。さらにサインの件、あいつは何を見ていたんだ。できるだけ、ファンのいるところに出てきてサインをしていた彼らの姿を見ていたのか?

 そう、彼は見ているわけがないのだ。来たのは予選日の午後、雨の降っている中なんだから。その上、取り囲んでサインに応じる片山右京氏の傍らでへらへら笑って、トヨタのクルーと談笑してたのはお前だろが。そんなに不愉快に思うなら、なぜファンにもうやめなって語りかけない。仕事のふりして右京氏を連れださない。その程度なのだね、彼は。本当に一体感だしたければウエーブでもしようって、雑誌で一言書いていれば、勇気をもって望むファンだっていたはずだって思う。僕は伝える立場で反省しきりなのに。

 だいたい、わざわざシーズン途中にアメリカから大変な思いしてやって来たドライバーやチーム、CARTのクルーの「レースを楽しみたい、一緒に楽しみたい」っていう気持ちはどうなるんだ。そういえば、レース終了後のインタビュールームに、A氏いた記憶がないぞ。しょせん楽して取材しているやつの文章なんてそんなもんかなってことで知っている僕は片付けられるけど、知らない読者はどうなるんだ。

 という怒り爆発で、おもわずここに書いてしまいました。みなさん、いい加減なジャーナリストの書く文章を信じてバカをみないでください。



   


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