|
ここを見ている人なら知っている方も多いでしょうが、テレビ大阪系列で放送されている「世界GPロードレース」の放送形態が、今年大きく変わりました。500ccをメインとしてこれまで通り中継し、250ccと125ccを大幅にカットしたダイジェストにして、余った時間にバラエティ要素の強いコーナーを放送、いや逆ですね。バラエティコーナーの余った時間にレース中継を入れる、という感じ。 まあ、ものの見事に反発があったようですね。番組の公式ホームページでも批判意見が溢れていて、その多くは「キチンとレースを見せろ!」という意見でした。ごもっとも。上田が大逆転で優勝した日本GPすらまともに放送しなかったのだから、当たり前と言えば当たり前の反応です。 しかもヨーロッパラウンドに入ってもますますエスカレートしていく悪ノリ(私はこう呼ばせてもらう)。WOWOWを見られる私はレースをそちらで見ればいいだけですが(千年屋アナの実況が聞けないのは残念だけど)、地上波しか見られない人は本当に心中お察しします。そんな中、今月のライディングスポーツ誌を読んでいたら、解説の山田純氏がコラムで「あのスタイルにしたのは私」と書いてるじゃないですか。そうか、犯人は山田氏か。 これまでのレースファン以外の人たちに興味を持ってもらいたいという主旨は痛いほど理解できる。たぶん何かしらテコ入れをしなければならない事情があったのでしょう。しかし、だがしかし。それならば番組を「魅せる」ことのプロを制作スタッフに迎えるべきで、素人の山田氏が構成をする必要は無いはずだ。渡辺アナのデカイ蝶ネクタイなんて、ひょうきん族の頃でもやらないくらい酷いセンスだ。あんなもの見せられてファンになる人なんて、はっきり言っていない。 そう、センス。バラエティを作るには何よりもセンスが大切なのだ。ズレたセンスで面白いと思い込んで作った番組ほど救いようの無いものはない。悪いことは言わないから、一刻も早く山田氏は構成からアドバイザーに席を移すべきだと思う。そして、構成は魅せるプロに任せよう。その資本が無いのなら、せめて何が酷いセンスかということくらいは周りを見て勉強して欲しい。まず普通の感覚を持っている人ならば、今のバラエティコーナーはカッコ悪いとは思っても、見向きしてくれることは絶対に無い。そして、この層を取りこめなければファンも増えないはずだ。 今の救いは、ちょっと番組に変化が出てきたかな?と感じたこと。原田が逆転で優勝したドイツGPをしっかり放送してくれたからね。そう、これが大切。いいレースは何があってもしっかり伝える。その代わり、つまらないレースの時は500ccでも思い切ったダイジェストにして「面白い」コーナーを入れる。こうすれば新しいファンも飽きないだろうし、新しい方向も見えてくると思う。 基本的には応援してるんで、これからも頑張って欲しい。でも、出来ないことは無理にしなくていいですよ。「やっぱりテレビ大阪だからな」なんて悪評が定着しないうちに、今のセンスを持っている人をスタッフに加えてください。 補記('97年11月1日) シーズン終盤にはかなりバランスが良くなってましたね。蝶ネクタイは失笑を買うだけだから止めたほうがいいと思うけど、独走&膠着したレースをダイジェストにして、そのぶんライダーを取りあげることは大賛成なので、来年もよろしく。ここを関係者の方が見てるとは思えないんだけど、もし見てたら来シーズンは外人プライベーターをもっと紹介してくれると嬉しいな。エルフチームなんてほとんど映らないし、ガビラ兄弟も気になるし。(笑) |